注目度上昇中のクラウド型レンタルサーバー!その5つのメリットとは
ホームページやブログの運営に欠かせないのがサーバーです。
これまでは他社が運用しているサーバーを不特定多数が借りる共有レンタルサーバーやVPSサーバー、自身で用意するオンプレミス型が主流でしたが、近年はクラウド型と呼ばれる形態のサービスが台頭してきました。
クラウド型レンタルサーバーには、メリットが幾つかありますから、ぜひ、チェックしておくようにしましょう。
初心者でも使いやすく、ハイレベルなサイト運用が可能
クラウド型レンタルサーバーは扱いやすさと、比較的高めの機能性を両立させている点が、大きなメリットと言えるでしょう。
以前でしたら、機能性が高いサーバーを用意しようとすると、VPSサーバーを契約したり、自前のサーバーを導入する必要がありました。
このようなVPSや自前のサーバーと言うのは、カスタマイズ性が高くて利用者の多彩なニーズに応えられるものの、運用するために専門知識が必要なのが難点です。
余り大規模なサイト運営を考えていない時には、これらのサーバーでは、オーバースペックになってしまうケースも考えられるでしょう。
手軽な手段としては共有レンタルサーバーの利用がありますが、こちらはカスタマイズ性に乏しく、柔軟なサイト運用と言う点でデメリットがあります。
共有型は初心者でも簡単に導入でき、専門知識が無くても利用しやすい反面、サイト運営に慣れてきた時に、なんだか物足りない、やりたいことができないと感じるケースが多いようです。
このために手軽な共有型から、VPSや自前サーバーに乗り換えを検討している方も少なくありません。
ただし、VPSや自前サーバーはハイクオリティー過ぎて機能を使い切れず、しかもコスト的にも高めになるおそれがあります。
この点で、機能的にもそれなりに充実しており、使い勝手も良い選択肢が、クラウド型と言えるわけです。
クラウド型は共有型と、VPS型の中間に位置すると考えて良いでしょう。
VPS型よりも手軽な操作で使えますし、共有型よりも機能性は豊富です。
コスト面ではリーズナブルなプランも登場しており、初めての方や、これからステップアップを検討中の場合にもおすすめできます。
即時プラン変更など、柔軟性が高い
通常、共有型レンタルサーバーやVPSサーバーを提供しているサービスには、複数のプランが設定されており、廉価で低機能なものから、高価でハイスペックなものまで揃っていることが多いです。
これまでは、サーバーのプラン変更をしようとすると手間と時間がかかるのが一般的でした。
今のプランが物足りなくなっても、別のものに切り替えるには月末まで待たないといけない、と言うようなことが普通だったのです。
クラウド型も、色々なプランが用意されていることが普通ですが、必要な時に、素早くプラン内容を変更できるサービスを選べるのは魅力でしょう。
短時間、あるいは即時にプラン変更できると言うのは、例えば、オンラインショップなどを運用する時に強みとなります。
オンラインショップでは、キャンペーンを行った時や、シーズンのイベントがある時などには、一気にアクセス数が増えてくることは少なくありません。
このような場合には、一時的に上位プランに変更することで、繁盛期や混雑する時期でも、サイト利用者に快適な利用環境を提供することが可能です。他にも、独自ドメインが足りなくなったり、MySQLデータベース数を増やしたいと言うようなニーズが生じた時にも、プラン変更が高速かつ手軽なのは助かります。
話題のWardPressも高速動作
サーバーを選ぶ時には、近年は特にWardPressと言ったブログツールを導入ができるかどうかは、大きなポイントの一つでしょう。
一般的な共有型レンタルサーバーでは、WardPressなどのブログを運営しようとすると別途、オプション契約が必要となるケースがままありました。この点、クラウド型は一般的に、ブログ用のシステムを標準で利用可能となっているプランが多いです。
オプション費用が不要な分、リーズナブルなプランを選べば、クラウド型でも従来の共有型サーバーよりもコストを抑えて運用することも可能でしょう。
また、従来のレンタルサーバーはハードディスクが利用されており、サイトの動作には少々、時間がかかりやすいのも難点でした。
しかし、クラウド型は高速で動作するSSDを活用しているケースが多く見られます。
ご存知かもしれませんが、SSDは個人用のPCにも活用が進んでいる新しい記録装置で、データ転送能力は極めて高速です。
SSDを使っているクラウド型のサービスでは、WordPressのような高機能なブログを運用していても、サクサクと快適な動作が期待できるでしょう。
他のサイト運営者の影響が少ない
特に共有型のレンタルサーバーは、他のサイト運営者との兼ね合いがあり、この点がデメリットとなるケースがしばしばあります。
共有型は、一つのサーバーを他の人とシェアしているような状態になるわけです。
このような状態では、例えば、自分以外の運営者が負荷の大きな使い方をしていたり、大量にアクセスを集めるようなサイト運営をしていると、その余波を受けて自分のサイトまで動作が重くなってしまいます。
クラウド型は自前のサーバーほどではありませんが、他の運営者の影響を受けにくい点は、目立たないものの重要なメリットの一つと言えるでしょう。
セキュリティに強み
クラウド型レンタルサーバーでは、サイト運営においては重要なSSLが標準で備わっているプランが多く見当たります。
SSLはサイト利用者の個人情報を保護するためのソリューションで、企業やショッピングサイトでは特に重要な存在です。
これを利用したサイトでは情報漏えい事故に強いですから、利用者もサイト運営者も安心できます。
近年は情報セキュリティに対する関心も高いので、対策を万全に行い、サイト利用者に対して高信頼性をアピールする手段としても有用です。
これからホームページを作りたい、今あるサイトをより高機能にしたい、と言う時には、このタイプのサーバーを検討してみるのがおすすめです。
クラウド型を提供しているサービスには、無料のお試し期間を設定している場合があるので、気になった時には思い切って体験してみるのもありでしょう。